みらい21かなる - 社会福祉士 山眞弓

みらい21かなる

TEL/FAX:03−3492−0735
ホームページはこちら ≫
互酬的な規律と栗の実
ふるさとでは栗の実は何処に生えていても、朝一番に拾った人の物、食べて良いという共同所有の形が残っていたと見える。
 
栗原衆(くりばらしゅ)を娶った我が家のような家、あるいはその人々と接して暮らし、習慣を伝えられた人々において、玉造でも、あるいは東北の各地において、伝わり守られた所有形式かもしれない。
 
主食となるものみ(栗の実)は共同所有とするなんて、レヴィー・ストロースのインセスト・タブーの謎解きのような、世代を超えた互酬のシステムではなかったかと思う。世代をまたいで考える、論理的、理性的な野生の思考。
 
共に生活を支え、生殖する力、価値ある女性の交換、その規律(インセストタブー)に通じる。集団の存続のために、世代を超えた互酬の習慣には、神話や慣習がそのように人々を納得せしめた構造が見いだせる。
 
私などは間違いなく縄文の血を引いている。しかし私達の父祖伝来の土地は今、福島原発事故で危機に見舞われている。この危機はどのような決着をみるのだろうか。
 
幾世代を超えて私達は互酬的な社会システムを得て、富み栄え続ける事を願う。そしてその中で人を害せずである。自分の利益の最大化を求める事、それを理性的で正しい判断とする市場原理主義に抗して、子供達の代の利益も考える、末代までの助け合いを考えて、その利益を社会の規律に内在させる。
 
それは幻想、見果てぬ夢などと思わないで、一つ一つ組み合わせ形をなすように。いろいろと考え回す事だ。

沢山の無念の死を死んだであろう祖父達が生きた規律。自己利益を最優先させる事の弊害が溢れているこの時代、共に生き延びようとする「互酬的な規律」が求められていると思う。
 
| ふるさとの暮らし | 10:50 | comments(0) | - |









 
+ 相談室


相談は、対面で行う会話です。色々な思いを抱えて相手の顔、姿に接して、自分の言葉、感情の動き、動悸などから、自分で自分を再発見する場です。
どのような自分でも自分は自分。それぞれの自分を大切に生きる手立てを見つけましょう。
+ お問い合わせはこちら
TEL/FAX:
03−3492−0735
+ みらい21かなる

かなる(canal)は「運河」と言う意味です。以前の目黒川に面した6階の事務所から眺めると、目黒川がちょうど足下を流れているように見えて、まるで運河の上にいるようでした。それでベニスのグランカナールのイメージと重ねて、私達の事務所がいろいろな情報や物資を運び込むよう、21世紀の運河になるようにと名付けたものです。